私が時間管理や仕事のやり方について最初に興味を持ったのは、
仕事や生活が忙しくなったのをコントロールしたいっていう願望と
いつも時間に追われているようなストレスを解消したいという欲求
がきっかけです。今から8年ほど前のことだと思います。
その頃の私は、会社の仕事はまだ強烈には忙しくありませんでしたし、
離婚した直後で、一人でヒマをもてあますのも嫌だったので、週末は
あるスクーバダイビングショップのお手伝いをしていました。
お手伝いと言いましたが、とても真剣なものでした。
会社もショップも行かずに体を休められる日は月に1日あるかないかという感じでした。
そして経験を積み、ダイブマスターになり、インストラクターになりました。
(ダイブマスターというのは、ダイビングの認定団体が定めた、
ダイビングを教えるためのランクの事です。)
ダイビングをやってみたい、という初心者の方に教えてあげることが出来るように
なったのです。
生徒さんを海に連れていったときに、感動してくれたり、楽しんでくれることが
私の励みでした。
この期間に数百人のダイバーに会い、海の中の世界へ案内しました。
余談ですが、スクーバダイビングは日常とは切り離された世界が体験できるので、
ストレス解消にお勧めです。本当に別世界って感じですよ。
その頃から、気になっていたことがありました。
海に行くと、潜ってる時間以外にも生徒さんと一緒に過ごす時間が長いです。
田舎の方に行くので、潜る以外にやることはあまりないので・・・。
そんな時間にいろんな話をしました。
仕事の話になることも多くて、みんなストレス抱えながらもがんばってるなー、
と感心することが多かったです。
でも、海では感動してくれたり、楽しんでくれていた生徒さんも、帰るころには
あー、帰ってきちゃった・・・。
明日からまた仕事か・・・。
って言いながら、一瞬ブルーになったりするのが、淋しいんですよ。
海ではカリスマインストラクター?の私も、生徒さんの日常生活の中での
ストレスには何もしてあげられない・・・当たり前のことですけどね。
海で楽しんでる時とのギャップが大きいのが何だか痛々しくて・・・。
何かしてあげられたらいいのに・・・
と漠然と思っていました。
その後、本業の会社の方で転勤になってしまってからは、ダイビングを教える
ことはほとんど無くなってしまいました。
仕事が忙しかったこともあり、ダイビングに使っていた時間はそのまま会社の
ための時間になりました。。
この頃の残業時間はすごかったです・・・あまり大っぴらに言えませんが・・・。
ただ、時間管理や仕事のやり方についての研究にも時間を使いました。
この分野だけで読んだ本は100冊を超えました。
このときのモチベーションは
仕事のストレスを少しでも解消したい!という願望と
今の会社の仕事のやり方は間違っている!という怒りでした。
ちょっとした自己啓発マニアでしたね・・・(^_^;)
でも、思ったようにはストレスは解消しませんでした。
勉強しても勉強しても わが暮らし楽にならざり じっと手を見る
という感じでしょうか・・・。
生活が改善し始めたのは、あることがきっかけでした。
その分野では有名な、ある手帳を使ってみたものの・・・あえなく挫折。
悔しかったので、
悪いのは自分じゃなくて手帳だ!
ということを証明したくて、自分で手帳を作ってみたのです。
二度と挫折したくないので、シンプルで効果的なやり方を模索しました。
実際に仕事の現場で使いながら、改良を加えていきました。
このときは、本を読むだけではなく、自分で繰り返して実践・実験することでしか
分からないことがあるのを実感しました。
仕事は相変らず忙しかったのですが、うまく回せるようになりました。
当たり前のようだった土日出勤も無くなりました。
それ以上に良かったことは、
仕事上のストレスが大きく減った。
それまで以上に自分に自信が持てるようになった。
の2つでした。
このときまでは、仕事を上手く回すためには、自分の能力を磨く必要があると
思っていました。でも、もっと重要なのは、
効果的なツールを使うこと
仕事に対する考え方を変えること
だったのです。この2つが上手くいくとともに、ストレスも確実に減っていきました。
それはそれで良かったのですが、私にはある怒りが浮かびました・・・
なんで今まで誰もこういうことを教えてくれなかったんだよー!!!
↑ 理不尽な怒りでしょうか・・・(^_^;)
でも、こういうノウハウを誰かに教えてもらっていれば、私のストレス解消の
道のりはもっと短くて済んだと思います。
でも、逆に考えると・・・
このノウハウが誰かの役に立つかもしれない。
自分だけのものにしておくべきではないのかも・・・
と思うようになりました。
ダイビングインストラクターをしていたときには、生徒さんが日常で抱える
ストレスについて何かしてあげたいと思った。そして・・・、
今も同じようにストレスを感じている人が沢山いるはず。
少しでもその人達の助けになることが出来れば・・・。
と思うようになったのです。
こうして私の活動が始まりました。
手帳をはじめとしたツールについては別の場で発表するために準備をしています。
でも、それ以外の、仕事に対する考え方などについて、ノウハウを提供する場が
あれば・・・と思ってこのブログを始めたのです。
私の思いを書いておきたくて、今回は長文になってしまいました。
読んでくれた方に感謝!です。